コペンハーゲン解釈(コペンハーゲンかいしゃく)は、量子力学の解釈の一つである。量子力学の状態は、いくつかの異なる状態の重ねあわせで表現される。このことを、どちらの状態であるとも言及できないと解釈し、観測すると観測値に対応する状態に変化する(波束の収束)と解釈する。
量子力学の各種実験結果は、粒子が空間的に一点に存在することを示している(厳密には位置だけでなく運動量についても言及しないといけないが、理解し易いように敢えて位置に絞って説明する)。同時に、空間的に広がりを持つ(あるいは、かつて広がりを持っていた)ことも示している。そして、いつどのようにして広がりを失ったかについては分からない。何故なら、比較対象として観測前の状態を得ることが原理的に不可能だからである。そこで、観測前に波動関数に従った空間的広がりがあったことと、観測時点では一点に収束していること、収束の確率が確率解釈に依存することの3つの実験事実を合意事項として採用する解釈として、コペンハーゲン解釈が生まれた。尚、確率解釈は、波動関数から粒子の存在確率が求められることを示しているだけで、決して、波動関数が実在する波であることを否定しているわけではない。
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尚、量子力学において「観測」と言う場合は、人間の行為を指す一般的な語意とは違う意味で用いられることに注意する必要がある。量子力学的な「観測」は、例えば、シュレーディンガーの猫の思考実験に当てはめて言えば、アルファ崩壊から生死の確認までの一連の流れ全体を指す。