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高カロリー輸液(こう-ゆえき)

高カロリー輸液(こう-ゆえき) TPN(Total Parenteral Nutrition)は輸液の一種である。1968年、米国の外科医スタンリー・ダドリックによって開発され、経口栄養のできない重症患者の長期管理に革命的な影響を与えた。なお、当時ダドリックは一介の外科レジデントに過ぎなかった。

通常の末梢輸液では、ことに高濃度ブドウ糖の使用によって血管炎を引き起こすリスクがある為、生命維持に必要なだけのエネルギーをそれだけで充分供給することが困難であった。つまり、大手術などで、2?3週間以上のスパンで患者の経口摂取ができない場合、その疾患自体でなく、異化亢進による栄養失調によって患者が衰弱していくことになる。

この問題を解決する為にダドリックは、通常点滴等に用いないような太い静脈(いわゆる中心静脈・・・通常は鎖骨下静脈、内頸静脈、大腿静脈などの身体表層の静脈が用いられる)をあえて輸液ラインとして確保することを試みた。これにより、血液による希釈が起き、血管炎を起こさずに高濃度のブドウ糖を患者へ投与することが可能になった。この新技術により、時には一年以上にもわたり、患者を経口の栄養摂取なしで生存させることができる。TPNは周術期や慢性疾患の患者にとっては大変な福音となった。ただし、重症患者の管理に新たな倫理的問題をもたらした面も否定できない。
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TPH製剤は、歴史的経緯からもわかるように、高濃度のブドウ糖を含むことが多く、中心静脈経路(central venous line;CV line)から投与が原則となる。IVH (Intravenous Hyperalimentation)とも呼び、在宅で高カロリー輸液を受ける時は在宅中心静脈栄養(HPN: Home Parenteral Nutrition)とも呼称する。消耗性疾患や消化器疾患などで長期間、経口摂取が出来ない時に使用する。消化管が使用可能であれば、経腸栄養(EN : Enteral Nutrition)に切り替えて行く。

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2009年06月12日 11:03に投稿されたエントリーのページです。

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